往路便のQR813 羽田~ドーハ~マラケシュ エコノミークラス搭乗記も是非ご覧ください。
エコノミークラスからビジネスクラスアップグレード
お手軽にツアー参加のため、「羽田の団体カウンターでEチケットを受け取り、チェックイン時に座席が確定する」といういわゆる格安のツアーです。
往路ではワンワールドサファイア会員の特権でビジネスクラスのチェックインカウンター利用したおかげか、格安のツアでも最悪な席は逃れました。むしろ思っていたよりも良い席にして頂きました。
復路では航空券の予約番号もわかっているので、現地でWEBチェックインを試みました。ロングフライト2連続なので、何としても楽な席を選びたい! 実はWEBチェックインは48時間前から出来るのですが、モロッコ滞在が楽しすぎて気づいたのが前日のランチタイム、ドーハ発約18時間前でした。
ランチを食べながら、モロッコの余り速くない回線でカタール航空のアプリを起動します。チェックイン画面に航空券の予約番号を入れてみると・・・
予想もしていなかった有償アップグレードのオファーが表示されました。予約クラスを後から調べたところ、往路がMクラス(下から二番目のクラス)、復路がVクラス(一番安いクラス)でした。
フライト | 出発~到着 | 機材 | アップグレード料金 | 予約クラス |
QR812 | ドーハ~羽田 | A350-900 | 74,763円 | V |
QR1395 | マラケシュ~ドーハ | B777-300ER | 72,493円 | V |
ドーハ羽田間 1人74,763円、2人で149,526円は決して安くはありませんが、マラケシュからドーハまで7時間45分のフライト後、10時間エコノミークラスで羽田まで帰ることを考えたら思わずアップグレードしてしまいました。何と言ってもカタール航空のビジネスクラスは2018年世界第1位のビジネスクラスです。せっかくのオファー受けてみようじゃありませんか!
ちなみにマラケシュドーハ間も同じようにオファーが表示されています。機材が777-300ER、ドーハ羽田間よりもフライト時間が短いのにアップグレード金額はほとんど変わりません。こちらはあまり魅力的ではないので、今回はドーハ羽田間のみアップグレードをしました。
クレジットカードの認証が済み、無事アップグレードが完了しました。
続いて座席指定が可能です。ビジネスクラスは1-2-1の配列です。窓側の6と7を選びました。この後、アップグレードしていないマラケシュドーハ間も座席指定完了。
QR812 ドーハ~羽田 フライト詳細
- 機材:A350-900
- スケジュール:ドーハ ハマド国際空港 06:45発 → 羽田国際空港22:40着(所要時間9時間55分)
- ビジネスクラス36席「1-2-1」配列
- エコノミークラス247席「3-3-3」配列
QR812 ドーハ~羽田搭乗
ドーハハマド国際空港を早朝出発し、羽田国際空港に夜遅く到着するフライトです。
QR1395 マラケシュ~ドーハからの乗継で利用しました。この日はQR1395の1時間半の遅延によりQR812のラストコールギリギリで搭乗。QR1395を降りた先にはQR812のボードを持った係員が誘導。ドーハでお土産を買う時間がなくなってしまったのが残念ですが、それ以上にQR812が遅れるのも実は困ります。何としても羽田からの最終リムジンバスに間に合いたい! 遅延がなければ充分乗れる予定です。
私達が搭乗した10分後にドアクローズ。定刻より10分遅れです。この10分の遅れは同じマラケシュからの乗継客を待ったからだと思われます。私達以外に引率ガイドさんを含む団体ツアー客が多かったからです。マラケシュ便からQR812の搭乗口までは、混雑した保安検査場を通り、一番奥の搭乗口までの移動は急いでも20分以上は掛かりました。
いよいよ機内へ
6Kと7Kを選んでいたのですが、WEBチェックインの画面上では6Kと7Kの間には何もないのですが、実際にはトイレがあり離れていたのでCAさんの提案で隣の6Fに変えて頂きました。SeatGuruで見てみると6Kの後ろにトイレとバーカウンターがあります。
1-2-1配列のヘリンボーン式シートです。6Kの後ろは壁なので個人的には落ち着く席です。すぐに日本人のCAさんが挨拶とウェルカムドリンクを持ってきてくださいました。往路同様、ピンクの照明に驚きます笑。
運良く6Fが空席だったため7Kから移動出来ましたが、見渡す限り空席はなさそうです。
ベッドメイキングは自分で適当にやってしまいました。スウェットの上下セット(持ち帰り可能)に着替えて、おやすみなさい。いつの間にか照明は落とされてピンクから落ち着いた照明に。
アメニティー
アメニティは男女共にジョルジオ・アルマーニでした。中東らしいなと感じたのは、中に小さな香水のミニボトルが入っていたことです。
ポーチ、ボディクリーム、香水がアルマーニです。男性用はポーチのデザインも男性的、香水もちゃんと男性用のものでした。
機内食
1回目の機内食
ドーハ発ですが、和食を選択しました。小さなLEDライトを灯してくれますが、以前利用したターキッシュエアラインズのビジネスクラスでも同様のサービスがありました。
デザートは他にもあったのですが、あっさりしたものが食べたくなり、フルーツの盛り合わせをチョイス。
普段あまりお酒は飲まないのですが、シャンパンかスパークリングワインがある時だけは別です笑。
到着前の2回目の機内食
1回目の食事の後、少し仮眠して起きたタイミングで頂きました。スモークサーモンのマリネです。
少し時間を置いてから頂いたハンバーガーです。この後手巻き寿司をオーダーしたところ、既に品切れでした。どうやら一回目の食事で手巻き寿司をオーダーした人が多かったようです。初めメニューを見た時に、ドーハ発で手巻き寿司をオーダーってどうかな、って躊躇したのが間違いだったようです。食べたいものは取っておいて貰うかしないとダメですね・・・。
バーカウンター
ビジネスクラスの中間位置にあるバーカウンター。ちょっと残念な点は、この日のバーカウンターのスナック類は、無くなった後は補充されてなさそうでした。
機内エンターテイメント
エコノミークラスのモニターも充分な大きさでしたが、ビジネスクラスはもうひと回り大きなモニターです。邦画の数の豊富さ、洋画の日本語字幕も多く、JALやANAよりも多いんじゃないか?と思ったほどです。
フライトログ
往路便から始めたフライトログです。往路便同様、客室乗務員の皆さんは多国籍でした。各国語で書かれたメッセージは読めないけど嬉しいですね。日系のエアラインなら不安はないんですが、海外のエアラインの場合いつフライトログが戻ってくるか着陸近くなるとドキドキします笑。
QR812搭乗日のフライト詳細
2018年10月3日現在、QR812の平均遅延は40分~1時間 です。FlightAwareというサイトでは、過去の欠航、遅延など調べる事ができます。
この日は21分遅れで羽田に到着、時間は23時01分。乗りたいリムジンバスは23時30分発です。 ダッシュで入国、あとはスーツケースが出てくるのを待つだけ、焦りながらふと「カタール航空のお帰りなさいキャンペーン」を思い出し必死に検索。
確か、タクシー代(上限2万円)出るんだっけ・・・、どれどれ・・・φ(゚Д゚ )フムフム…
「Σ(゚д゚lll)ガーン、対象外じゃん! その上予約は日本発72時間前って!!」
と軽く絶望しましたが、プライオリティタグを付けてもらっていたスーツケースはすぐに出てきたので23時30分発のリムジンバスに無事間に合いました。
優雅なビジネスクラスを降りた途端、思いっきり庶民感が出てしまいました笑。羽田からそこそこ遠い田舎在住のため、早朝、深夜便は今まで避けてました。羽田着23時なら余裕で帰れるだろうと思ってましたが、ギリギリだったようです。
羽田線お帰りなさいキャンペーン(要事前登録)
カタール航空はQR812利用に限り、ビジネスクラス乗客にはタクシーサービス、エコノミークラス乗客には「天然温泉 平和島」Welcomeコース無料のキャンペーンを行っています。
当日アップグレードのビジネスクラスは対象外です。ビジネスクラスのチケットの予約クラス(J、C、D)対象、日本出発72時間前の申し込みが必要、と条件が厳しめです。「天然温泉 平和島」も無料シャトルバス利用の12時間前に予約が必要です。詳しくは、カタール航空公式の「羽田線 お帰りなさいキャンペーン」をご覧ください。
マラケシュからのフライトが遅延したため、ダッシュでラストコールギリギリ駆け込んだビジネスクラス。空港で買う予定だったパッチのチョコも諦め、ラウンジに寄る時間もありませんでした。慌ただしい搭乗となってしまいましたが、機内はさすが世界一のビジネスクラスです。優雅な時間を過ごさせて頂きました。
往路便のQR813 羽田~ドーハ~マラケシュ エコノミークラス搭乗記も是非ご覧ください。