復路便のQR812 ドーハ~羽田 ビジネスクラス搭乗記も是非ご覧ください。
2018年度世界第2位のカタール航空
中東のエアラインといえば、エミレーツ航空、エティハド航空、そしてカタール航空と超豪華機材で一度は乗ってみたいエアラインの宝庫です。(ターキッシュエアラインズは中東ではなくヨーロッパカテゴリーを主張しているらしいです。中東ではライバル多しですものね・・・)
カタール航空は2018年の英スカイトラックス社「エアライン・オブ・ザ・イヤー」の第2位です。ビジネスクラス部門では第1位、ファーストクラスラウンジ部門第1位。ワンワールドエメラルドになってから乗りたかったのですが、サファイアになったばかりというタイミングで乗ることになりました。
2018年のエアライン・オブ・ザ・イヤー
1位:シンガポール航空/前年2位(スターアライアンス加盟)
2位:カタール航空/前年1位(ワンワールド加盟)
3位:全日空(ANA)/同3位(スターアライアンス加盟)
4位:エミレーツ航空/同4位
5位:エバー航空/同6位(スターアライアンス加盟)
6位:キャセイパシフィック航空/同5位(ワンワールド加盟)
7位:ルフトハンザ航空/同7位(スターアライアンス加盟)
8位:海南航空/同9位
9位:ガルーダ・インドネシア航空/同10位(スカイチーム加盟)
10位:タイ国際航空/同11位(スターアライアンス加盟)
QR813 羽田~ドーハ フライト詳細
- 機材:A350-900
- スケジュール:羽田国際空港 00:01発 → ドーハ ハマド国際空港 04:55着
- ビジネスクラス36席「1-2-1」配列
- エコノミークラス247席「3-3-3」配列
QR813 チェックインカウンター
乗るのはエコノミークラスですが、JALのサファイア会員=ワンワールドアライアンスのサファイア会員なのでビジネスクラスのカウンターでチェックイン出来ます。案内板を良く見ると、ワンワールドのルビー会員(=JALのクリスタル会員)でも利用出来ますね。
ビジネスクラスの乗客でもないのに少し申し訳ない気持ちになりますが、座席のリクエストも頑張ってくれたようでした。スーツケースにはビジネスクラスのものが無かったからとファーストクラスのタグを付けてくれました。
修行していなければ、この列に並んでいたんですね・・・。
指定ラウンジ「JALサクララウンジ」
チェックインの時にラウンジのインビテーションカードを貰いました。羽田ではJALのサクララウンジになります。同じワンワールド加盟のキャセイパシフィック航空のラウンジにも行ってみたかったのですが、17時までだったんですね。
JALサクララウンジSKY VIEW 21時オープンのラウンジです。修行時には深夜便を利用することが多いので、何回か来たことのあるラウンジです。ANAのラウンジと比べてとても広く、初めて来た時にはあまりの違いに驚きました。
QR813 搭乗開始
QR812の遅延のため、折返しドーハへ戻るQR813の搭乗が1時間近く遅れました。ラウンジでシャワーを浴びてから向かうと既に並んでいます。
羽田~ドーハ間はファーストクラスの設定がありません。優先搭乗で搭乗出来ても・・・ビジネスクラスを横目に・・・
奥へ奥へと
エコノミークラス最後尾の席です。小市民のわたしは後ろの人が気になってシートを倒しにくいので、最後尾が落ち着きます笑。モニターにシートナンバーが表示されているのは、洒落てますね。
A350のこの機材は3-3-3の配列なので、エコノミークラスでもゆとりがあります。
優先搭乗で機内に入れるので、写真が撮り放題なのが嬉しいです。
数分後にはこんな感じに埋まりました。
QR813 エコノミークラス機内食
メインメニュー
和食 前菜 海老と枝豆のサラダ、さつまいも 台の物 牛肉の柚子ソース煮込み、たけのこ、ブロッコリー ざる蕎麦 デザート オレンジと柚子のムースケーキ
メインミール 前菜 キノアと豆のサラダ メイン タラのオーブン焼き、マスタードとディルのソース、野菜入り中華焼きそば、オリエンタルソース掛け デザート グリーンティーオペラケーキ
朝食メニュー
ピーマンのフリッタータ、鶏胸肉のハーブ風味グリル、イカ入りお粥、バターミルクパンケーキ、ミックスベリーのコンポート 季節のフルーツ フルーツヨーグルト
機内ドリンクメニュー
- ワイン 赤ワイン、白ワイン
- スピリッツ ビーフィータージン、ジョニーウォーカー赤ラベル、スミノフウォッカ赤ラベル
- ビール ハイネケン
- コニャックとリキュール カミュVSOPエレガンス、ベイリーズオリジナルアイリッシュクリーム
- 冷たい飲み物 コカ・コーラ、コカコーラライト、スプライト、スプライトライト、ファンタ、ジンジャーエール、ソーダ水、トニック水、ジュース各種、水
- 紅茶とコーヒー セイロンティー、コーヒー
機内エンターテイメント
エコノミークラスでも大型モニター、豊富なエンターテイメントで長時間のフライトでも退屈しません。カタール航空オリジナルのシステムのORYX ONEは日本語のコンテンツが多いのも嬉しいです。
羽田~マラケシュ往復で観た映画は、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」、「DESTINY 鎌倉ものがたり」、「嘘を愛する女」、「グレイテスト・ショーマン」、「モアナと伝説の海」等々。羽田路線だけだろうと思ったのですが、ドーハ~マラケシュ間でも同様に日本語の映画を選択出来ます。
機内Wi-Fi
機内では無料で30分間8MB利用出来ます。テキストメッセージ利用程度なら8MBでも使えるのではないでしょうか。いつもの癖でTwitterを起動してしまい、一瞬で終わってしまいました笑。
- 8MB 無料
- 30MB US$5
- 100MB US$10
- 200MB US$20
エコノミークラスアメニティ
このカラフルなパッケージは、ジップロック仕様になっている優れものです。中にはアイマスク、ソックス、耳栓、歯磨きセット、リップクリームが入っています。どのパッケージが貰えるか楽しみです。
いよいよ着陸
海にはところどころ油田らしき炎が見え、しばらくするとドーハハムド国際空港着陸です。ドーハと聞くと「ドーハの悲劇」が思い浮かぶ世代です笑。写真では綺麗な色には見えませんが、肉眼では綺麗な色でした。
まさかの沖止めでしたが、後部ドアが開いたため早く降りることが出来ました。
定刻では4:55AMにカタールのドーハハマド国際航空に到着予定ですが、この日は羽田発が大幅に遅れたため5:50AMの到着です。ドーハでの乗り継ぎ時間は約5時間が約4時間になりました。前後のフライトを調べてみると、30分~1時間遅延しているようです。
QR813 フライトログ
今回ロングフライトということもあり、初めてフライトログを書いていただきました。調べてみると去年の航空旅行(2017年3月号)の付録にフライトログがついていたようです。Amazonで見るとまだ在庫があり、出発の前日に手に入れる事ができました。
お願いするタイミングが難しいですが、最後尾の席からはCAさんが何をしているか見ることが出来たので、忙しくなさそうな時間を狙ってお願いしました。
記念品にボールペンも頂きました。まず驚いたのがCAさんの国籍が様々なこと。ルーマニア、スペイン、フィリピン、台湾、ブラジル、チェコ共和国、日本と多国籍です。カタール航空なのに、カタール国籍の人がいない笑。みなさん出身国の言葉でメッセージを書いてくださいました。
お願いするのに勇気とタイミングが必要ですが、フライトログデビューして良かったと思っています。こんな素敵な思い出をいただき、QR813の客室乗務員のみなさん、ありがとうございます。
ドーハ・ハマド国際空港
空港の中央には、あの有名な黄色いクマさん(正式名ランプベア)がいます。クマさんを中心に各ゲートに続いているので、迷子になることはない空港です。
キッズ向けのキャラクターが可愛いですが、ここでのおすすめはフライトタグです。超破格の12カタール・リヤル=約356円!! これは絶対買いでしょう。公式グッズを売っているショップがいくつかありましたが、フライトタグを見かけたのはここだけでした。
中東に行くとラクダのぬいぐるみを買い集めてしまいますが、流石にこの大きさは無理でした。
今回買いたかったものの一つ、中東のゴディバPatchiチョコレート。最終目的地モロッコまで持っていっても溶けてしまいそうだし、帰りに買おうと思っていたら、まさかのディレイで2時間の乗り継ぎ時間が0分に! 今回は買うことが出来ませんでしたが、前回行ったマレーシアのショップよりかなり安かったです。
ドーハ・ハマド国際空港 空港Wi-Fi
「HIAQatar Complimentary Wi-Fi」を選択し、Eチケット番号か予約番号を入力する必要があります。カタール航空の公式アプリ(事前ダウンロードオススメ)からは、空港内のマップも見ることが出来ます。
ドーハ・ハマド国際空港 ビジネスクラスラウンジ
エスカレーター横には、パスポートとボーディングパスをチェックするスタッフがいます。ドキドキしながら・・・ここでチェックOKなら上へ。
他にもラウンジがあるようですが、家族がもう動きたくないようでラウンジ巡りは出来ませんでした。一人だったらあちこち廻ってたでしょう。
サファイアで入れるビジネスラウンジには、アラブのイケメン大富豪はいませんでした笑
早くプレミアにならなければ‼️#ドーハ #カタール航空 pic.twitter.com/9mg5ijMWWV— Amy@2018JGC修行58217FOP8月末ホイアン (@Amychan2011) 2018年8月1日
QR1395 フライト詳細
- 機材:Boeing 777-300ER
- スケジュール:ドーハ09:10発 → カサブランカ15:40着 …カサブランカ17:00発→マラケシュ17:50着
- ビジネスクラス24席「2-2-2」配列
- エコノミークラス388席「3-4-3」配列
飛行中にマップを見ながら気になったのは、最短の航路ではなく遠回りしていることでした。一年前のことだったのですっかり忘れていましたが、カタールと周辺諸国の国交断絶はいまだ続いてたんですね。
ニューズウィーク日本版【参考記事】国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由
FlightAwareでQR1395のログを見てみると、サウジアラビア、エジプトの上空を避け、イランからトルコへ抜けてモロッコへ向かっています。ドバイ発のエミレーツ航空はサウジアラビア、エジプトの上空を飛行するので、カタール航空より1時間早く着くようです。
QR1395 ドーハ~カサブランカ経由~マラケシュ
9:10発17:50着 ほぼ定刻通りでした。マラケシュに直行するかと思っていたら、カサブランカ経由です。このQR1395は、ドーハ~カサブランカ~マラケシュ~ドーハの順でぐるぐる廻る三角運航となっています。
QR1395 機内食
カサブランカまでは8時間半のフライト中2回食事が出ます。食事に緑色がなくなってきました! 何もかも茶色いので食欲が湧きませんが、食べてみると美味しかったです。
カサブランカ・ムハンマド5世国際空港
勝手に思い込んでいましたがモロッコの首都は「カサブランカ」ではなく、「ラバト」でした。第1の都市カサブランカ、第2の都市マラケシュに続いて第3の都市が「ラバト」です。
ここでほとんどの乗客が降り、マラケシュへ行く乗客は約1時間20分機内で待機します。
機内を清掃するのを見る機会は普段はないので、興味津々で見守ります。この間も機内エンターテイメントは利用可能なのが有り難いです。
マラケシュ メナラ国際空港
羽田から約20時間半、遠くまできたものです。エコノミークラスでしたが思っていたよりも疲れはありませんが、やはりここはアフリカ大陸、物凄い熱気で早くもやる気0に・・・笑。タクシー乗り場へ急ぎます。
路線バスで街まで向かう旅行者も多いようですが、あまりの暑さと時間が読めないのでタクシーにしました。タクシーなら涼しいだろうと期待しましたが、基本的にマラケシュのタクシーは皆窓開けっ放しでクーラーつけないようです。
午前午後、タクシーの大きさ、方面で料金が決まっているようです。フナ広場付近までは100DH(約1162円)。帰りも同じ100DHでしたが、交渉次第かもしれません。