ビーチコーミングするにはちょっと風が冷たい季節、そんな季節の波打ち際で拾えるのが薄いピンク色が美しい「桜貝」です。千葉の千倉に宿泊した帰りに地元の方から「桜貝」が拾える海岸を教えて頂いて帰り道に寄ってみました。神奈川在住の私は、「桜貝」と言えば鎌倉・由比ヶ浜のイメージが強いのですが、千葉にも産地があったようです。
桜貝の穴場・千葉・那古海岸
Googleの口コミは散々ですが、桜貝を沢山拾えました。内房なぎさラインの「那古海岸」を入るといきなり砂地で焦りますが、3方向に道が分かれ、真ん中に進むと駐車場です。公衆トイレがあるだけの小さな海岸です。
訪れたのは2月下旬、狙ったわけではありませんでしたが、タイミング良く潮が引き始めていました。先に寄った「根本白浜海岸」よりも風は弱く穏やかでした。
駐車場から砂浜を見ると既に桟橋付近にビーチコーミングをしている風な二人組がいたので、反対方向に向かって探してみました。開始数秒ですぐに波打ち際のフレッシュな桜貝がチラホラと確認、夢中で拾い歩いたので写真はありません笑。波打ち際のまだ濡れている桜貝は風では飛ばないのですが、ちょっと持ちあげただけで風に煽られて飛んでいきます。波打ち際から数メートル離れた貝溜まりにも落ちてました。
実は本当に落ちてるとは思わなかったので、入れ物を持たずに砂浜に向かったんです。これは拾い集めて片手で持ちきれなくなり一度置いた図です。
他にも巻き貝やハマグリっぽい貝、ホンビノス貝?も落ちています。貝図鑑が欲しくなりますね。こんなに沢山の桜貝を拾ったのは初めてです。というより、今まで拾ったことなかったかも・・・。
桜貝に大興奮で何時間でもいたかったのですが、旦那的には桜貝は全く興味がないようで滞在したのは1時間弱・・・。女子にはたまらないんですけどね、桜貝。砂を洗い落とし、乾かしてビンに入れてみました。穴が空いているのは、ツメタガイに食べられた跡らしいのです。貝が貝を食べちゃうなんて知りませんでした。
ここは沖縄!?
実はこの那古海岸には、沖縄・竹富島の西桟橋を思わせる素敵な桟橋があるんです。桟橋見るとテンション上がりますよね。桜貝を手に持ったまま何とか写真を撮りましたが、桜貝は簡単に風に吹かれて飛んで行くので、ここで数個海に帰っていきました。
帰りの渋滞が怖かったので寄ることは出来ませんでしたが、この桟橋から車で10分ほど北へ行くとSNS映えで有名な原岡桟橋があります。
タカラガイの聖地・根本白浜海岸
ここは10年近く前にも一度訪れています。当時はカーナビやスマホもなかったので場所がわかりにくく、コンビニで地図を立ち読みして訪れた海岸です。長い海岸沿いは他にもビーチコーミングをする人がちらほらいます。
広い砂浜に対して公衆トイレの駐車場は数台分しかありません。キャンプ場の開いている夏休みには、砂浜がキャンプ場になり車も横付け出来るようです。
駐車場からはちょっとした砂丘地帯があり、サンダルを持ってこなかったことを後悔。
割れている貝も多いですが、綺麗な小貝も落ちているので探すのが楽しい浜です。
1時間で拾ったタカラガイですが、実は地元の釣り人さんがドサッとわけてくださいました。その時に、千葉の海岸情報を色々教わり、訪れたのが桜貝の那古海岸でした。ネットだけの情報では知り得ない穴場も教えて貰ったので、次回千葉に行く時には散策してみようと思ってます。