2016年に計画した『大久野島上陸作戦』を見事失敗してしまい、今回は絶対に成功させるため綿密な計画を立てました。2016年の敗因は広島空港への到着が30分遅れたため、大久野島日帰り計画が崩れてしまったのです。広島空港は最寄りの駅までバスを利用するしかなく、呉線は2時間に1本、フェリーも本数の少なく、バスを1本遅らせると予定が2時間遅れとなってしまうのです。なので今回は、宮島で前泊、大久野島で1泊し、翌日15時に広島空港から帰路に着くという比較的余裕を持った日程にしました。
大久野島へのアクセス方法
とにかくアクセスがネックとなっているので、前もって念入りに計画を立てて下さい。
所要時間は2017年12月31日現在の土休日ダイヤによるものです。現在の時刻は事前にご確認ください。
広島空港から リムジンバス+JR呉線+徒歩+客船
広島空港より、リムジンバスで三原駅( 約40分820円)→三原駅からJR呉線で忠海駅(約24分320円)→忠海駅から徒歩で忠海港(約7分)→忠海港から休暇村客船または大三島フェリーで大久野島桟橋(約15分310円)→大久野島桟橋 片道1,450円
大三島フェリーは大型フェリー定員300名なのですが、休暇村客船は定員100名と少ないため、休日は注意が必要です。大久野島桟橋からは、大久野島唯一のホテル『休暇村大久野島』の無料送迎バスが途中キャンプ場、ビジターセンター、毒ガス資料館を経由し休暇村まで運行しています。送迎バスは宿泊者以外も無料で利用できます。
三原駅行きリムジンバスの時刻表
JRおでかけネット
忠海港フェリーの時刻表
新幹線三原駅から 高速船ラビットライン
新幹線で広島入りする場合は、三原港から土日祝日限定のラビットライン高速船利用がオススメ。ラビットラインは前もって予約可能なのも安心です。乗船の20分前までに乗船手続きをして下さい。(約30分 大人往復2,400円)片道1,500円
ラビットラインの時刻表と予約空港からのリムジンバスで三原駅に向かう場合は、ラビットラインとの乗り継ぎが連携されていないのが残念です。
宮島から JR山陽本線+快速安芸路ライナー+呉線+フェリー
同じ県内の宮島(広島県廿日市)から、大久野島(広島県竹原市忠海町)まで、4時間です。2017年12月に実際に利用した経路です。
宮島港(宮島松大汽船180円)→宮島口港から徒歩7分→JR宮島口(JR山陽本線広島行忠海まで1680円)→JR広島(JR快速安芸路ライナー広行)→JR広(JR呉線三原行)→JR忠海(徒歩7分)→忠海港(フェリー310円)→大久野島桟橋 片道2,150円
JR西日本宮島フェリー
宮島松大汽船
JRおでかけネット
忠海港フェリーの時刻表
尾道から JR山陽本線+JR呉線+フェリー
わたしは宮島で前泊しましたが、尾道前泊ならわずか1時間14分、大久野島上陸の前泊候補地としてイチオシです。
尾道駅(JR山陽本線三原行~忠海駅まで500円)→三原駅(JR呉線広行)→忠海駅(徒歩7分)→忠海港(フェリー310円)→大久野島桟橋 810円
忠海駅から忠海港フェリー乗り場までの道順
GoogleMapでは4分ですが、かなり足の速い人で4分です。実際には数分プラスして下さい。
忠海駅は出口が一つしかありません。出たら右に進みます。
川の手前にフェリー乗り場の看板があるので、ここで右に曲がります。
道なりに進めばフェリー待合所があり、乗船券を購入出来ます。この写真でお気づきでしょうか、何と常夜灯があります。ドラマ『流星ワゴン』のロケ地となった鞆の浦の常夜灯が有名ですが、忠海港にもあるんですね。鞆の浦にもいつか行かないと。
フェリー乗り場待合所には、乗船切符の自動販売機、1日500円の荷物預かりサービスがありました。
ちょっと寄り道 アヲハタジャムデッキ
あの青い旗のマークでお馴染みのアヲハタジャムは1932年に広島県忠海で誕生したそうです。時間に余裕のある方は、アヲハタジャムデッキまで足を運んでみてはいかがでしょうか。
アヲハタジャムデッキへのアクセス
海沿いを真っ直ぐ進むだけの片道徒歩4分ですが、くれぐれもフェリー、呉線に乗り遅れないように!
ジャムデッキカフェ
船のデッキをイメージしたというデザインはブルーで統一され、この外観を見るためだけでも寄り道する価値はあります。
カフェコーナーで紅茶をテイクアウトしました。他には瀬戸田みかんジュース、瀬戸内ぶどうジュースなど地元産のフルーツジュースもあります。
紅茶にはたっぷりのママレードを添えてくれます。(200円)
工事期間 2018年1月~2月中旬(予定)
工事期間中も通常通り営業いたします。
ジャムづくり体験&工場見学
事前予約が必要ですが、ジャムづくり体験&工場見学コースが出来ます。人気のため予定が決まったら即予約(締め切り:二ヶ月前~一週間前)しましょう。イチゴジャム、オレンジマーマレード、ブルーベリージャムの中から希望のジャムづくりの体験が出来ます。
大久野島へ上陸
出港5分前に乗船し、約15分で大久野島第二桟橋に着きます。(休暇村客船の場合は、時間帯により第一桟橋発着になります。詳しくは忠海港フェリーの時刻表を参照してください。)フェリーは自家用車とともに乗船、大久野島に渡り第二桟橋駐車することも出来ますが、繁盛期は乗船出来ない場合もあるため、忠海港の公共無料駐車場を利用が無難かもしれません。
大久野島に近づくとアナウンスがあり、みなデッキに降ります。5分で乗降を済ませ次の島大三島へ向かうので、のんびり寛いではいられません。
島内は無料送迎バス利用
フェリーを降りると、休暇村大久野島の送迎バスが待っています。大久野島ビジターセンター、毒ガス資料館を経由し、休暇村大久野島へ向かいます。(宿泊客以外も無料で利用可)
約10分で背の高いヤシの木が南国を思わせる休暇村大久野島に到着します。
バスを降りると、玄関前はウサギが集まっています。ウサギたちの歓迎ぶりにテンション上がりますが送迎バスや自転車の出入りがあるので、ウサギとのふれあいは白線外で!
うさんちゅカフェ
休暇村大久野島の1Fには、窓際からウサギを眺めることのできるカフェがあります。
ウサギさんたちを眺めながら。
アヲハタ瀬戸内レモンカード&メイプルトースト うさんちゅバケット バニラソフト添え 320円
有機栽培のアイスコーヒー 270円
夕食まであと少しという微妙な時間帯でしたが、アヲハタのレモンカードということで思わずオーダーしましたが、おやつにちょうど良いボリュームで、とても美味しかったです。
レンタルサイクル
大久野島は周囲4.3kmとコンパクトな島です。徒歩で約1時間、自転車で約30分で廻ることが出来ます。。島内は一方通行で、途中上り下り坂があります。ウサギたちは自転車を見かけると物凄い勢いで駆け寄ってくるので、踏まないように減速しましょう。
玄関すぐ横には電動アシスト自転車が並んでいます。
うさんちゅカフェ横には、普通自転車、子供用自転車が置いてあります。
レンタルサイクルで出発! 大久野島ウサギ分布マップ
島内にはウサギさんが多く集まっている箇所がいくつかあります。一番多いのは休暇村大久野島の玄関前から芝生にかけて、キャンプ場、ビジターセンター、第二桟橋付近に沢山いました。時間のない方は送迎バスで休暇村大久野島まで行き、そこから徒歩で桟橋まで戻るコースがオススメです。自転車で一周する場合は時計周りの一方通行なので、ウサギ密集度が高い地区は後半になります。
島内の道は、Googleストリートビューで見ることが出来ます。途中上り坂は電動アシスト付き自転車でも厳しいです。素直に自転車を降りて押しましょう。道幅は狭いですが急な下り坂だけ気をつければ大丈夫でしょう。
ウサギさんからのお願い
- 追いかけまわしたり抱っこしないでね!(ウサギは基本的に抱っこは好きではありません。ストレスがたまり、骨が折れたり、落下の危険もあるためダメ。ゼッタイ。)
- 道路や道路脇、玄関前でのふれあいはダメ!(餌に夢中で車に轢かれてしまう子がいます。)
- 口もとに手をやらないでね!(ウサギの歯は鋭く、目は良く見えていません。)
- お菓子やパンを食べさせないでね!(体調を崩してしまいます。)
- ゴミをポイ捨てしないでね!(ウサギが餌と間違えて食べてしまいます。食べ残しの餌は持ち帰ってね。イノシシが出没します。)
- 島にウサギをすてないでね!(家ウサギは野生のウサギにはなれません。)
『白線から下がってくださ~い!』 と言ってもウサギにはわかりません。自分が白線外に移動しウサギさんたちをうまく誘導して車から守ってあげてください。
ナショジオの記事によると、キャベツ、レタス、ニンジンは実はNGらしいです。賛否両論ありますが、糖分の高いキャベツやニンジンの食べ過ぎは健康上良くないでしょう。
休暇村大久野島では以前販売していたウサギの餌の販売をやめました。これは『島外から持ち込んで下さい』という意味ではなく、『マナーを守れないなら餌をあげないでね』という意味と理解しましたが、本当のところはどうなんでしょう。実際、忠海港ではペレット餌を売っています。残念ながら餌を持ち帰ることを徹底しているようには見えませんでした。
外国人観光客も多いため、訪れた人がわかりやすいルールづくりが必要だと感じました。餌やりに関しても曖昧な表現で濁している感じがします。
そんな目で見ないで。餌持ってないんだ・・・。
360℃回転型ウサギ集音器
弱い小動物のウサギは、危険を察知するため耳が大きく長くなったと言われています。ウサギの気持ちになって、波の音、風の音を聞いてみてください。
大久野島海水浴場
島内で唯一?砂浜に出られる海水浴場です。自転車で一周しましたが、立入禁止の箇所が多く、海まで出られませんでした。
海水浴場はビジターセンターすぐ横にあります。
休暇村大久野島 日帰り入浴
休暇村大久野島では、『大沓(おおくつ)の湯』と『小沓(こくつ)の湯』の二つの温泉を利用出来ます。
ご利用時間:11:00~18:00
料金:大人 410円 小人 360円
休暇村大久野島 和室10畳の部屋
全室南向きなので窓からは芝生広場、瀬戸内海、瀬戸内の島々が見えます。
部屋からの夕日、日帰りのお客さんたちが帰った後の静かな芝生広場です。
瀬戸内の旬の食材を使った50種類以上の夕食バイキング
季節ごとに旬の食材が自慢の休暇村大久野島の夕食。冬はもちろん『牡蠣』です。春は『アワビ』、夏は『タコ』、秋は『秋鱧』だそうです。シーズン毎に通いたくなるラインナップです。
お好きにカスタマイズ瀬戸内のっけ丼の朝食 40種類以上の朝食バイキング
あつあつのお出汁をかけていただく瀬戸内海の幸のっけ丼、有機野菜のサラダ、焼きたてのクロワッサンどれも美味しくいただきました。
参加体験アクテシビティ
海ホタル発光観察会 毎日夜8時~ 所要時間 約30分
ウサギさんと季節を感じる 朝のお散歩会 毎日朝7時~ 所要時間 約30分
竹和紙 紙漉き体験 11:00~15:00(要予約) 所要時間 約30分
宿泊料金
約一か月前に予約しました。
平日宿泊 和室10畳トイレ付 禁煙 『当館1番人気!迷ったらこれ!』 ウサギの島で宿泊♪ 瀬戸内こだわりバイキングプラン【基本プラン】1部屋 サービス料込・入湯税・消費税込 11,350円