2018年10月に開通したばかりの「港珠澳大橋」、香港とマカオ間55kmの世界最長の橋を渡って香港・マカオ間を往復してきました。
今まではフェリーで行くのが一般的でしたが、海上橋の完成でフェリーよりも時間短縮したバスで行くことが出来るようになりました。
現地入り前に念入りに調べたのですが、久しぶりの香港ということもあり位置関係と流れががわかりにくかったのでマップに書き込んでみました。
地図画像はクリックでより解像度の高い画像(別画面)が表示されます。
海上橋「港珠澳大橋」は、香港国際空港のすぐそばの「香港口岸」からマカオイミグレーションの「澳門口岸」までの全長55kmの世界最長の海上橋です。その区間を直行バス「港珠澳大橋シャトルバス」が運行しています。
2019年10月にまたマカオを訪れたので画像の更新と加筆しました。マカオでもオクトパスカードでバスのチケット買えるようになったのが嬉しいですね。
Googleマップ
2018年10月に開通した「港珠澳大橋」ですが、2019年1月現在まだGoogleマップには掲載されていません。航空写真の方では建設中の橋やマカオ側の人工島を確認することが出来ます。
香港国際空港からの行き方
- 香港国際空港のバスターミナルへ
- 大橋香港口岸行き(B4バス)→終点で下車
- 港珠澳大橋香港口岸旅檢大樓(香港イミグレーション)香港出境
- 港珠澳大橋シャトルバス マカオ行き→終点で下車
- 港珠澳大橋澳門邊檢大樓(マカオイミグレーション)マカオ入境
- フェリーターミナル行きのフリーシャトルバス(マカオフェリーターミナルまたはタイパフェリーターミナル)乗車
- フェリーターミナルのバス乗り場から宿泊ホテルの無料シャトルバス
- 日帰りの場合は、ホテルの無料シャトルバス利用(リスボア、ウィン・マカオ、サンズ・マカオ)で観光地へ
香港市内からの行き方
- 香港口岸に直接行くバス:A11、A21、A22、A29、NA11、NA12、NA20、NA29
- 空港経由で行く場合は、空港T2で乗換 A10、A12、A20、A26、A29→ターミナル2→A11、A21、A22、A29
所要時間・運行時間
さすがアジアのプチラスベガス「マカオ」は眠らない街ですね。深夜はバスの本数は減りますが思い立ったらいつでも出発出来ます。
- 香港国際空港から香港口岸 バス約10分・24時間運行
- 香港出国審査
- 香港口岸から澳門口岸 バス約40分・24時間運行
- マカオ入国審査
- 澳門口岸からマカオフェリーターミナル バス約10分・24時間運行(マカオ半島エリア宿泊者はこちらのほうが近い)
- 澳門口岸からタイパフェリーターミナル バス約20分・24時間運行(コタイ宿泊者はこちらのほうが近い)
どちらのフェリーターミナルからも各ホテル行きの無料シャトルバスはあります - 各フェリーターミナルから各ホテルシャトルバス 24時間運航
料金・支払い方法
- あると便利:香港の「オクトパスカード」(2と4のバスで利用可能)、香港からマカオへ向かう時、マカオから香港へ帰る時、両方で使えます。
- 料金:2のバス6香港ドル、4のバス65香港ドルまたは70香港ドル(深夜料金)、マカオ市内は無料シャトルバス利用
エコノミークラス片道約2,300円~3,000円
スーパークラス片道約4,800円~5,400円
【詳細】香港国際空港からの行き方
香港国際空港からマカオまで詳しく写真多めで迷わず行けるように紹介します。
①香港国際空港
到着ホールはL5階にあります。バス停までは写真を撮りながらゆっくり歩いて約10分です。
②大橋香港口岸行きB4バス
香港国際空港からは、バスで10分程の「港珠澳大橋香港口岸(香港のイミグレーション)」で香港を出境します。
「B4バス 大橋香港口岸HZMB Hong Kong Port」
- 料金:6香港ドル(約82円)
- 運行時間:24時間
- 所要時間:約10分
- 停留所:ターミナル1とターミナル2→Cheong Tat Road→Regal Airport Hotel矢印AsiaWorld-Expo→HongKong SkyCity Marriott Hotel→HZMB HongKong Port,Passanger Clearance Building
香港エアポートエクスプレスの乗り場前で右に曲がりバスターミナルへ向かいます。
長い通路を進みます。お正月でしたが香港の空港内、このあと行くマカオもクリスマス一色でした。
B4のバス停の案内に従って真っ直ぐ進みます。この先はB4以外のバスも出ているバスターミナルです。
屋外に出るとバスの停留所の案内図があります。B4の停留所は道路を渡って右側にあります。
右側の信号を渡り右に曲がります。
建物に沿ってバス停の番号をチェックしながら数十メートル進むとB4バス停です。
料金は6香港ドル、オクトパスカードをタッチするだけです。もちろん現金でも大丈夫です。車内にスーツケース置くコーナーががあります。
③港珠澳大橋香港口岸旅檢大樓(香港イミグレーション)香港出境
バス乗車から約10分で到着です。遠くからでも目立つ綺麗なイミグレーションです。
④港珠澳大橋シャトルバス(港珠澳大橋穿梭巴士) マカオ行き
- 片道料金:65香港ドル(約897円)・深夜料金70香港ドル(約996円)
- 運行時間:24時間
- 運行間隔:06:00~06:59:10~15分間隔、07:00~09:5:5分間隔、10:00~16:5:10~15分間隔
17:00~20:59:5分間隔、21:00~23:59:10~15分間隔、24:00~05:59:15~30分間隔 - 所要時間:約40分
- 停留所:香港口岸(香港イミグレ)⇔澳門口岸(マカオイミグレ)
出境後、マカオへ行くシャトルバスのチケットを購入します。香港、マカオ出境時、オクトパスカード、現金、カードで購入可能です。以前はマカオ側ではオクトパスカードは利用出来なかったのですが、2019年10月現在マカオ側からでもオクトパスカードが利用できるようになっていました。
バスのチケットを無事購入したら、「澳門(マカオ)」の出口を出ます。このイミグレからは「珠海(中国)」に向かうバスも出ているので、必ず「澳門(マカオ)」を目印に進みます。
「澳門(マカオ)」行きのバスはD、Eのエリアから出ます。この案内に従って進みます。
既に乗車は始まってたので、2F席の1番前の席はゲット出来ませんでした。
2F席のバスの中はこんな感じです。
シートベルトは三点式なので、少し窮屈に感じますが55kmのバスの旅が始まります。
カラフルにライトアップされている橋を見ながら、約40分でマカオに到着。2階席の後部座席は少し揺れが気になったので、車酔いが心配な方は前方をおすすめ!
⑤港珠澳大橋澳門邊檢大樓(マカオイミグレーション)マカオ入境
香港側もマカオ側もとても綺麗なイミグレです。マカオは入境カードが必要ないので、入境審査はあっという間です。
⑥フェリーターミナル行きのフリーシャトルバス(マカオまたはタイパ)乗車
2019年1月現在、ホテル直行のシャトルバスはまだこちらの乗り場からは出ていませんでした。ホテルのシャトルバス予定のH5から「マカオフェリーターミナル」と「タイパフェリーターミナル」行きの無料シャトルバスが出ています。
2019年10月現在、コタイ、タイパフェリーターミナル方面への無料シャトルバスはH3、H4エリアから出ていました。無料シャトルバスの終点がバスターミナルになっていて、そこからまた各ホテルへの無料シャトルバスが出ています。
「マカオフェリーターミナル」行きシャトルバス
マカオ半島エリア(上の方)に宿泊の場合近いです。例:グランド・リスボア、ウィン・マカオ、MGM・マカオ、マンダリン・オリエンタル・マカオ、グランド・ラパ等々
「タイパフェリーターミナル」行きシャトルバス
コタイ方面(下の方)に宿泊の場合近いです。例:ザ・パリジャン、シェラトングランド、ザ・リッツカールトン、JWマリオット、ザ・ベネチアン、コンラッド、ホリディ・イン、グランドハイアット等々
フェリーターミナルのバスターミナル
5つ星クラスのホテルのシャトルバスが各フェリーターミナルのバスターミナルから出ています。サンズコタイセントラル、ギャラクシーなどはいくつかのホテルを巡回します。詳細は各ホテル公式サイトでご確認を。ホテル毎に並ぶ列があるので、難しくはありません。
この緑色のバスは、コタイセントラルのコンラッド、シェラトン、ホリディイン、フェリーターミナルを往復します。
ピンク色で目立つバスは、ザ・パリジャンのバスです。
フェリーとバスどっちを選ぶ?
どちらも良い点がありますが、個人的には「船酔い」だけは避けたいので「バス」一択です。そして料金も安い! 行きはバス、帰りはフェリーにしようと考えていましたが、お正月(旧正月ではない)という特殊な日程だったこともあり入出国、バスの混雑具合、どちらもほぼ皆無だったバスに軍配が上がり、帰りもバスでした。次行くとしてもバスを選ぶと思います。
バスのメリット
- 料金がフェリーより安い
- 本数が多い ピーク時5分に1本
- 船酔いしない
- 乗車時間が短い
フェリーのメリット
- 香港国際空港、香港・九龍から2ヶ所のフェリーターミナルがある
- コタイ宿泊の場合はフェリーターミナルが近い
- ネットで乗車券購入可能
- 宿泊先ホテルで乗車券購入可能