WordPressの最新バージョン5.5.1にアップデートしたところ、新規投稿画面の異変に気付きました。(プラグインClassicEditor使用画面)
「メディアを追加」、「ステータス:下書き 編集」、「公開状態:公開 編集」の画面が開きません。他にも不具合はあったかもしれませんが、このままでは満足に記事を書くことが出来ない状態です。
WordPressのアップデート早まったかなと焦り、まずは簡単に出来る順に復旧を試みました。
① ブラウザFirefoxのプラグインの停止 → 変化なし
まず疑ったのは、Firefoxで使用しているポップアップや広告をブロックするプラグインを停止してみました。しかし、状況は変わらず。
② ブラウザFirefoxの再起動 → 変化なし
やっぱり再起動は必要だな、と再起動するも変化なし。
③ PCの再起動 → 変化なし
もしかしてメモリ不足でおかしいのかなと考え、PCを再起動しますがこちらも変化なし。
④ プラグイン「Classic Editor」停止
どうしてもWordPressの新エディタが使いにくいので「Classic Editor」を愛用していますが、一旦停止にしてみます。…が復旧しません。
⑤ WordPressのバージョンのダウングレード
安易にアップデートしてしまったことを後悔しつつ、調べてみるとWordPressは本来ダウングレードは出来ないのですが、プラグインを使用してダウングレードが可能なようです。とは言え、公式的には推奨されていないので自己責任で。
使用したのがプラグイン「WP Downgrade Specific Core Version」。5.5.1から任意のバージョンに戻すことが出来るようです。とりあえず5.4.2へ戻してみますが、変化なし。
⑥ プラグイン「Enable jQuery Migrate Helper」インストール
WordPress5.5からjQuery Migrateが廃止になったのが影響しているという記事を読み、早速「Enable jQuery Migrate Helper」をインストールし有効化してみたところ、下図のようにプラグイン「va-social-buzz」のエラーが検出されました。
この問題のプラグイン「va-social-buzz」とは、この記事が気に入ったらいいね!しようという画面を投稿した記事の最後に自動で挿入してくれる優れモノで愛用していました。
⑦「va-social-buzz」を無効化 「Classic Editor」を有効化→ 投稿画面が正常に!
このプラグイン「va-social-buzz」は日本の作者のもので有料版もあります。最新バージョンが3年前、もちろん5.5以上に対応していません。ひとつひとつプラグインを調べればすぐにわかっていたことでした。しかし、いいねボタンを設置するこのプラグインが投稿画面に悪さしているなんて思いもしませんでした。
「Classic Editor」を有効化し、動作確認をすると問題なく使えることがわかり、ほっと一息。「va-social-buzz」に換わる対策を何かしなければいけませんがとりあえずはこのままで。
⑧ WordPress5.5.1に戻しても大丈夫?
「WP Downgrade Specific Core Version」を使って、5.5.1と5.4.2を行ったり来たりしてみました。今のところ問題なく動作しているようですが、全ての動作確認は出来ていないため5.4.2に戻してあります。しばらく様子見でしょうか。
まとめ
WordPressの挙動不審には定番の対処方法「プラグインの停止」をひとつひとつ試してみるのが良いようですね。異常から復旧まで約30分でしたが、内心冷や冷や。こんな思いをしている方、多いのではないかと思い記事にしました。