2020年スターアライアンス世界一周ビジネスクラス特典航空券を発券

期限が切れそうなANAマイルを騙し騙し使っていましたが、ようやく世界一周特典航空券を発券しました。空席が見つからず苦戦して、苦肉の策のルートになりました。これから発券、計画される方のお役に立てるように記録を残しておきます。

まずは、スターアライアンス世界一周特典航空券について簡単に説明します。有償の世界一周航空券のルールとは若干異なります。

スターアライアンス世界一周特典航空券のルール

有償の世界一周航空券とは、ルールが異なります。

ビジネスクラス　11万5000マイルで発券！

実際に発券したのがこちらの旅程です。

1月　東京ーロンドン（地上移動）パリーフランクフルトーストックホルム（日本帰国）

3月　（日本から現地へ）（地上移動）イスタンブールーアテネーマラケシュ（地上移動）カサブランカーモントリオールーバンクーバーー東京

ANAマイル　11万5,000マイル＋税金・燃油特別付加運賃など58,090円

✅　ANA　NH211　HND（羽田）～LHR（イギリス・ロンドンヒースロー）

✅　ルフトハンザ航空　LH1031　CDG（フランス・パリ）～FRA（ドイツ・フランクフルト）

✅　ルフトハンザ航空　LH804　FRA（ドイツ・フランクフルト）～ARN（スウェーデン・ストックホルム）

✅　エーゲ航空　A3993　IST（トルコ・イスタンブール）～ATH（ギリシャ・アテネ）

✅　エーゲ航空　A3778　ATH（ギリシャ・アテネ）～RAK（モロッコ・マラケシュ）

✅　エアカナダ　AC809　CMN（モロッコ・カサブランカ）～YUL（カナダ・モントリオール）

✅　エアカナダ　AC301　YUL（カナダ・モントリオール）～YVR（カナダ・バンクーバー）

✅　ANA　NH115　YVR（カナダ・バンクーバー）～HND（羽田）

計画はANAのTHERoomのビジネスクラスに乗るために滅多にない空席のある日を出発日にし、残りの予定を立てました。実際に予約を入れたのは11月末、最初のANAのフライトが1月中旬と約1か月半の間に残りの日程の調整を何回かしました。後半のイスタンブール以降は6月か7月を予定していましたが、思いのほか宿泊費が高く4月に変更。繋がっていない部分は地上移動部分は世界一周特典航空券ではなく、別に手配した他の航空会社、クルーズ、鉄道などを利用して移動しています。

別切りの航空券はワンワールドを中心に

赤字の部分が別に手配した有償航空券、クルーズです。（マラケシュからカサブランカの鉄道移動はまだ手配していません。）

1月は主に北欧諸国をまわる北欧編

1月　東京ーロンドンーレイキャビクーストックホルム（クルーズ）タリン（クルーズ）ヘルシンキーロンドンーパリーフランクフルトーストックホルムーヘルシンキー東京

✅　ブリティッシュエアウェイズ　LHR－KEF・HEL-LHR-CDG（GBP263.38=約37,339円）、LHR-IST（4,000Avios+11,500円)　エコノミー　BAの英語版公式サイトを見ると日本語のサイトには掲載されていないセールがあります。ロンドン～ヨーロッパ諸国往復＋ホテルで99ポンドなんてのも見つかるので予定があえばかなりお得です。

✅　アイスランド航空　KEF-ARN（US$280＝約30,493円）片道ビジネス　エコノミーを予約したつもりでしたが、スーツケースを1つ預けるために＋料金が掛かるので荷物込みのSAGAプレミアクラスを予約したら事実上ビジネスクラスでした。

✅　タリンクシリヤライン（クルーズ）ストックホルムータリン（＋ディナー170€＝約20,396円）ーヘルシンキ（25€＝約2,999円）一度クルーズを経験してみたかったので2路線予約しました。スウェーデン・ストックホルム、エストニア・タリン、フィンランド・ヘルシンキはシェンゲン協定国なので入出国手続きが無いのが魅力。国内感覚で移動出来てしまいます。

✅　JAL　ARN-HEL-NRT-HEL-ARN（975€＝約116,677円）ストックホルム発券プレエコセール価格　日本発券のプレエコは往復で約280,000円前後！

第1弾は全て初めて行く国なので不安と楽しみが入り混じっています。「イギリス」、「アイスランド」、「スウェーデン」、「エストニア」、「フィンランド」、「フランス」、「ドイツ」の7か国を廻ります。ブリティッシュエアウェイズとJALはワンワールド加盟で、スターアライアンスとは別のアライアンスですが、本来私はワンワールドエメラルド会員なのでどちらかといえばワンワールドに乗りたいんです。今回は今年のFOP修行も兼ねてJALのプレエコで発券しました。ブリティッシュエアウェイズはエコノミーよりも安いビジネスをセールしていたのですが、予定を決めかねているうちにセールが終わってしまい逃してしまいました。

3月～4月は主に中東諸国をまわる中東編

3月　東京ーヘルシンキーストックホルムーイスタンブールードバイーイスタンブールーロンドンーイスタンブールーアテネーマラケシュ（地上移動）カサブランカーモントリオールーバンクーバーー東京

✅　ターキッシュエアラインズ　ARN-IST-DBX-IST-LHR（3,691SEK＝約41,765円）)　エコノミー　セール中でチケット自体は半分以下でしたが、燃油サ込で41,000円に。

3月から4月にかけて主に中東方面を廻ります。今回初めて行く国は少なく「ギリシャ」と「カナダ」のみ。他は1度行って好きになったドバイ、イスタンブール、マラケシュを廻ります。一度行ったことのある国はやはり安心感が違います。

欧州の途中降機3回ルールがネック

本当はもう少し特典航空券で発券したかったのですが、欧州途中降機3回ルールの壁を前に挫折しかけました。

途中降機はロンドン、ストックホルム、フランクフルト、マラケシュ、バンクーバーの5都市にし、いざ予約の電話をしてみると・・・。

スターアライアンスの定義ではアフリカ大陸のモロッコ（マラケシュ）は欧州のゾーンになっていると指摘され、この予約では欧州で4回の途中降機、つまり予約出来ないとのこと。仕方なくフランクフルトの途中降機を諦め、数時間のトランジットに変更。

24時間以内の乗継で滞在する都市は、フランクフルト、アテネ、モントリオールの3都市にしました。フランクフルトは数時間の滞在なので預け入れ荷物は最終地のストックホルム受け取りなので楽ですが、アテネ、モントリオールは1泊なので一度受け取らないといけません。理想は朝着、夜発で観光出来ればベストですが、なかなか良い時間帯のフライトがなく断念。

スターアライアンス世界一周特典航空券予約のコツ

予約はネット上では出来ないので、ANAに直接電話する必要があります。電話する前には全て空席を確認したほうがスムーズに進みます。もちろん、ルールがわからない部分は教えてくれるので相談するのも良いでしょう。

まずはじめに、

Star Alliance Round the World Booking Tool

上記のスターアライアンス公式サイトで世界一周有償航空券の予約検索が出来ます。こちらの検索で大体の予定を立て、その後、ANA公式サイトの特典航空券の空席を検索します。

ANAで空席を探し始めると、スタアラ公式では出てきた空席がなかなか出てこないことに気付きます。スタアラ公式では有償航空券の検索のため、実際の特典航空券の空席とは違います。特に大西洋、太平洋横断は有償では出てきますが、特典ビジネス、ファーストクラスの空席を見つけるのは至難の業です。エコノミーすら見つからないことも・・・。

対策としては、

大西洋横断は、出来るだけ人気路線を避けマイナーな空港を利用する

大西洋、太平洋横断はビジネスクラスに拘るならエアカナダ、ANAを利用する

予約を入れた後も日程の変更は自由に手数料無しで出来ます。利用航空会社と利用空港の変更は不可なので、もし日程を変更を前提に予約を入れるのなら、不定期便や季節便、曜日限定便などを利用していると変更が難しくなることがあります。

実際に私の予約を入れたエアカナダのAC809　CMN（モロッコ・カサブランカ）～YUL（カナダ・モントリオール）は、季節限定＋曜日限定だったため日程変更が困難でした。

空席を見つけたら、いざ電話をしてみましょう。

ANAマイレージ会員：0570-029-767

SFCスーパーフライヤーズデスク：ANAプレミアムメンバー/ANAカード会員のお客様には、専用デスクをご用意しております。ANAウェブサイト（PC）へログイン後、マイメニュー内「プレミアムメンバー専用デスク」より電話番号をご確認ください。

その代わり、最後にiPhoneでPCサイトを閲覧する方法についてご説明します。

左上のAAをタップし、表示された「デスクトップ用Webサイトを表示」を選びます。

PC用サイトが表示できるようになりました。文字は小さいですが、PC表示がどうしても見たい時にご活用下さい。

この投稿、出発前に公開しようとしていたんですが、間に合わず第1弾の帰国後の公開となってしまいました。せっかくヨーロッパに行ったので（私の中ではかなり遠いイメージ）現地では欲張ってあちこち移動する旅をしてしまいましたが、後半もイスタンブールを中心に西へ東へ移動します（笑）。今回、ヘルシンキから帰国しましたが、お隣さんのいないプレエコ、機内でオーロラ鑑賞という恵まれたフライトだったので思っていたより時間も短く感じられ、快適でした。